経営計画の立て方|SWOT・VRIO・ビジネスモデルキャンバス等を活用した戦略策定


経営理念など言葉の定義

明確な定義なし、弊所の解釈↓
  • 哲学
    • 経営理念
      • 「創業者」個人の究極の目的
    • 企業理念
      • 「企業」組織の究極の目的
    • 分らない時
      • したい事では無く、したくない事を挙げ、逆から思考する

※究極の目的とは、例)三方満足など
※MBTIは参考になると思われる

  • 経営
    • ビジョン
      • 経営理念と企業理念をベースとした数年後に叶えたい夢
    • 経営方針
      • 経営方針はビジョンを実現するための作戦概要
    • 経営計画
      • 経営方針の具体的な詳細

経営計画の立て方

理念から考える

  • 主義に反する経営計画策定を回避
  • 計画書の経営計画と経営者の人物像に矛盾が生じ、説得力に欠ける

経営デザインシートを利用

  • ビジョンと経営方針の方向性が明確化に役立つシート
    (参考:マンガでわかる「経営デザインシート」 | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト] (smrj.go.jp))

自社の目的・特徴

  • 自社の目的とは、ビジョンのこと
  • 自社の特徴については下記フレームワークで自己分析を行う
    • SWOT分析
    • クロスSWOT分析
    • VRIO分析
SWOT分析

SWOT分析とは、以下の4要素で自社の事業を分析します。

  • Strengths (強み)
  • Weaknesses (弱み)
  • Opportunities (機会)
  • Threats (脅威)
クロスSWOT
クロスSWOT 強み 弱み
入力 入力
機会 入力 機会を活かして
強みで発展
弱みによる
機会損失を回避
脅威 入力 脅威を強みで
機会に変化
弱み補強で
脅威の影響回避


VRIO分析
  • VRIO分析とは下記の頭文字を取ったもの
    • Value (価値): その資源は顧客に価値を提供しているか
    • Rarity (希少性): その資源は競合他社にとって希少か
    • Imitability (模倣困難性): その資源は簡単に模倣できないか
    • Organization (組織): 企業はその資源を活用する組織能力があるか

そして下記のように、並べて分析をして競争優位の状態を調べます。
V→R→I→Oの順で対象を分析して行きます。

Value Rarity Inimitability Organization 競争優位の状態
No 競争劣位
Yes No 競争均等
Yes Yes No 一時的な競争優位
Yes Yes Yes No 持続的な競争優位
Yes Yes Yes Yes 経営資源の最大化


資源→ビジネスモデル→価値

現在の資源

    • 取引先
    • 外注先
    • 社員など
    • 設備等
    • 自己資本や借入金などの資金
  • 情報
    • ノウハウ
  • 資格
    • 営業許可など

ビジネスモデル

ビジネスモデルキャンバス
stateDiagram
Direction TB
state 前提{
Direction TB
商品・サービス
問題欲求
}%% 対象

前提-->ビジネスモデルキャンバス
state ビジネスモデルキャンバス{
Direction LR
自社体制-->マーケティング
state マーケティング{
Direction TB
state 販売{
Direction LR
state 顧客セグメント{
Direction LR
顧客は誰になるのか?
・男性
・女性
・20代・30代・40代
・職業
・ニーズ }%% 顧客セグメント 顧客との関係性-->顧客セグメント チャネル-->顧客セグメント state チャネル{ Direction LR 価値をどうやって提供するか?
・広告
・チラシ・ニュースペーパー
・ホームページ
・無料セミナー
・展示会 }%% チャネル state 顧客との関係性{ Direction LR 顧客との関係性は?
・継続性
・対面・間接 }%% 顧客との関係性 価値提案-->顧客との関係性 価値提案-->チャネル state 価値提案{ Direction LR 顧客に何を提供できるか?
・顧客にとって有益な商品
・顧客をサポートするサービス }%% 価値提案 }%% 販売 販売-->収益の流れ state 収益の流れ{ Direction LR 提供した価値の見返りは何か?その流れは?
・商品、サービスの利用購入による収益
・メールマガジン購読
・ユーザーの獲得 }%% 収益の流れ }%% マーケティング state 自社体制{ Direction TB state 生産{ Direction LR state 主要リソース{ Direction LR 主要リソースは何か?
・人(従業員)
・物(設備)
・金(資金)
・情報 }%% 主要リソース state 主要活動{ Direction LR 主要活動は何をしているか?
・事業内容 }%% 主要活動 主要パートナー-->主要活動 主要パートナー-->主要リソース state 主要パートナー{ Direction LR キーパートナーは誰か?
・取引先
・小売店
・仕入れ先
・業務委託先
・設備提供者
・資源提供者 }%% 主要パートナー }%% 生産 生産-->コスト構造 state コスト構造{ Direction LR どのようなコストが発生するか?
・人件費・広告宣伝費・外注費
・設備費用・固定費 }%% コスト構造 }%% 自社体制 }%% ビジネスモデルキャンバス


PESTLE分析

これは外部環境を評価します。 PESTLEとは以下の要因を指します:

  1. Political(政治的要因)
  2. Economic(経済的要因)
  3. Social(社会的要因)
  4. Technological(技術的要因)
  5. Legal(法的要因)
  6. Environmental(環境的要因)

外部環境は常に変化しています。例えば、戦争による資源価格の高騰、為替レートの変動、AIなどの新技術の登場、外国人労働者に関する新法制定などが挙げられます。これらの要因について、これまでの動向を明確にしていきます。

価値

  • 資源を用い、ビジネスモデルを廻した結果のアウトプット

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