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シン・エヴァンゲリオンを見た感想

シン・エヴァンゲリオンを見た感想

こんにちは、滋賀県大津市の行政書士 森永です。

今更シンエヴァンゲリオンの感想書くのは非常に周回遅れなのは分かっていますが、漸くご自分の中で消化出来たので、ちょっと書いてみようと思います。

まず、面白かったかと言われたら、劇場でお金を払った分は満足できましたが、もっと面白い映画は他にもありますので、それと比べると面白くはないです。

しかし、年を重ねると面白い映画を見たところで「で?」となって、劇場から出た後、白けてしまう訳です。結局、2・3時間の間だけ映画の世界に没頭して、映画館から出るとマスク姿人々が目に入り、一気に現実に引き戻されます。

終わらないコロナパンデミック、経済不安、老後不安であったり、腐敗した政治、ウクライナの侵略など、先ほどの映画の興奮はすぐに消えてしまいます。

で、シン・エヴァンゲリオンなのですが、この映画は今や国民的コンテンツに成長しており、さまざまな層に受けるように、いろんな角度から楽しむことが出来るように作られており、キャラクターが好き、SFの要素が好き、謎解きが好きなど、どんな視聴者が楽しめるように作られています。

旧劇場版エヴァンゲリオンまごころを君にの時は、まだ国民的な人気ではなく、私もそうでしたが濃厚な視聴者が殆どでしたので、私のようなタイプの層が映画のターゲットの非常に尖ったコンテンツになっており、娯楽やテーマ、ストーリー的な観点で言うと一番好きな映画だったと言えます。

そういう事情もあり仕方がないのですが、シンエヴァンゲリオンは面白かったけど、旧劇場版よりはつまらなく感じた映画でした。

というのも、庵野監督には「映画を超えた何か」というものを期待していたからです。

前回のQから9年間ぐらい待たされているので、とんでもないものを作ってくれるのだろうと、待てば待つほど期待値が上がるのは仕方がないと思います。

そういうことで、これまで上記のような評価で私のシンエヴァンゲリオンは終わっていたのですが、漸くすると「そうだったのか」と腑に落ちるところがありまして、やっと感想をまとめられるのですが、結論から言うと一番面白い映画かもしれないと考えが変わり始めました。

というのは、エヴァンゲリオンというのは庵野監督の私小説と言われており、彼の人生観が非常に出ている作品なので、本当にそれを理解しようとすると庵野監督を理解しないと本当の意味では理解ができないと一人で勝手に思っておりまして、シンエヴァンゲリオンも庵野監督が伝えたかったことがやっと今になって漸く分かったので、評価が裏返ったわけなのです。

どういうことかというと、庵野監督は前回のエヴァンゲリオンQ完成後、鬱の状態になり、そのせいでファンは9年間待たされる事になったのですが、シンエヴァンゲリオンには鬱の経験が色濃く反映されています。

具体的には主人公の碇シンジが鬱になってそれが治療されていくところを、前半に結構長丁場でじっくりと見せられるのですが、後半のお決まりのドンパチはどうでもよく、この前半が庵野監督が一番見せたのかとやっと気づいたのです。(ちなみに映画内で映される鬱の治療のプロセスは、専門家から見ても真っ当な内容だそうです。)

それで思い返せば、冒頭で書いたような社会不安で有名人思わず自殺などするような、誰しもが鬱になってしまうような状況において、面白いけど「で?」となり白けてしまうコンテンツが多い中、シンエヴァンゲリオンのそれはこういう状況だからこそ実用的で役に立つテーマでメッセージ性も十分あり、よく考えると映画館でひたすら鬱回復のプロセスを見せられるというのはカナリ尖ってるとしか言いようがなく、「映画を超えた何か」というものを実はしっかりと表現されており、ただ自分が見過ごしてしまっていた事に気付いたのです。

そういうことで、「映画を超えて」実用的だったことが分かり「で?」とならず、自分が見たかったのはこういう映画だったのかと思い返したのでした。

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