経営事項審査とは:建設業者が公共工事を請け負う前に必要な審査建設業者が公共工事を請け負う場合は、「経営事項審査」が必要である。この審査は、建設業者の経営状況や技術力、社会性等を総合的に評価し、「経審点」を算出するもので、入札の判断基準となる。評価項目は「完成工事高の評点」「自己資本額・平均利益額評点」「経営状況評点」「技術力評点」「社会性等評点」の5つであり、各評価項目で高い評点を得ることが重要である。
建設業許可における「電気通信工事」について電気通信工事は、有線/無線通信設備やネットワーク、情報、放送機械設備の設置工事。有線では電話/インターネット回線、無線では携帯基地局/Wi-Fiアクセスポイント、データ通信ではLAN/光ファイバーなど。情報処理設備工事は、コンピュータ/サーバー設置。情報収集設備工事はセンサーやカメラの設置、情報表示設備工事はデジタルサイネージやLEDディスプレイの設置。包装機械設備工事は、食品/医薬品包装のための機械の設置。TV電波障害防除設備工事は、テレビ電波の妨害防止設備の設置工事。
建設業許可における「消防施設工事」について消防施設工事は、火災警報設備、消火設備、避難設備を設置し、火災発生時の迅速な消火活動を支援する工事。屋内消火栓設置工事、スプリンクラー設置工事、消火設備工事、野外消火栓設置工事、動力消防ポンプ設置工事、火災報知設備工事、漏電火災警報器設置工事、非常警報設置工事、金属製避難はしご・救助袋・緩降機・避難橋又は排煙設備の設置工事がある。各工事は、建物の用途や規模に合わせ、消防法や建築基準法に基づいて定められた基準に従って設置される。
建設業許可における「機械器具設置工事」について機械器具設置工事は、建設業法において特定建設工事の1つとして定められており、機械器具を組み立てたり、工作物に取り付けたりする工事を指す。具体例はプラント設備工事、運搬機器設置工事、内熱力発電設備工事、集塵機設置工事、給排気設置工事、揚排水機器設置工事、ダム用仮設備工事、遊戯施設設置工事、舞台装置設置工事、サイロ設置工事、立体駐車設備工事など。それぞれの工事には高度な技術や安全管理が必要であることがわかった。
建設業許可における「造園工事」について造園工事は、自然と都市を調和させ、美しい景観や快適な空間を創り出す工事である。植栽工事、地被工事、景石工事、地ごしらえ工事、公園設備工事、広場工事、園路工事、水景工事、屋上緑化工事などが挙げられる。法令を遵守し、安全かつ効率的に工事を進めることが求められる。
建設業許可における「左官工事」について建設業の許可には、主に「左官工事」が含まれ、建物の内外壁や天井、床などに対して、壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗り、吹付け、又ははり付ける工事のことを指す。左官工事の具体例には、モルタル工事、モルタル防水工事、吹付工事、研ぎ出し工事、洗い出し工事がある。これらは、美しさや機能性を高めるために、技術や品質が求められる。
建設業許可における板金工事について板金工事は、金属薄板を加工して工作物に取り付ける工事で、車の修理や建築物の外装工事に使用されます。板金加工取り付け工事では、建物の外装に鋼板やアルミ板、ステンレス板などを取り付け、建築板金工事では、屋根や外壁に板金材料を取り付けます。高度な技術を要し、建設業許可を取得するためには、建設業法に基づく手続きが必要です。
建設業許可における「建具工事」について建具工事とは、木製または金属製の建具を取り付ける工事で、具体例は金属製建具取付工事、サッシ取り付け工事、金属製カーテンウォール取り付け工事、自動ドア取り付け工事、木製建具取り付け工事、ふすま工事がある。それぞれに施工に求められる強度や技術があり、建設業法に基づく許可が必要である。
建設業許可における「防水工事」について防水工事は建物や橋の浸水を防ぎ、耐久性や安全性を向上させるための工事。アスファルト、モルタル、シーリング材、塗膜材、シート、注入剤など様々な方法がある。左官工事でもモルタル防水工事が行われる。建設系と土木系では防水材料や施工方法が異なるので、規模や用途に応じて選択する必要がある。