技能の在留資格の要件など概要について
「技能」の在留資格とは(技術との違い)
「技能の在留資格」と「技術の在留資格」というものがあります。
技術とは自然科学の分野(数学、物理、化学、情報工学、情報学、航空宇宙工学、農学、医学、薬学などのイメージ)=学術的な技術や知識なのに対し、「技能」とは現場での熟練の技術(外国料理の調理、外国のやり方の建築や宝石貴金属等の加工、外国製品の製造や修理、スポーツ指導者、ソムリエ)などを指します。
上記の通り、技術とは大学などアカデミックな場所で学べるモノで、技能はその外国の現場でしか学べないイメージです。
日本ならではの寿司職人
余談ですが、海外人気のある日本食といえば寿司なのですが、やはり日本食ですので日本人じゃないと意味がないということなのか、寿司職人は日本人が海外就職するとき、ビザが下りやすいようです。
ちょっと調べましたが、二ヶ月間症状的に学校で寿司の作り方を学んで、そのまま海外就職を目指すという寿司学校コースもありました。日本人がとりあえず何でもいいから海外で働きたいと考えた時に一番いいのは「寿司職人」というのは、頭の隅に入れておくといいかもしれません。
なぜこの話をしたかというと、やはり寿司職人の技能は日本でしか学べないものだからです。
職業によって要件が異なる
さて、そんな技能の在留資格ですが、その要件については日本人が従事する場合に受ける報酬と同等額以上の報酬を受けることであったり、各職業について実務経験が10年以上求められる場合が多いですが、スポーツ指導者のように3年で良い場合もあります。
代表的な職種と実務経験
- 料理人・菓子職人:実務経験10年
- タイ料理人:実務経験5年
- スポーツ指導者:実務経験3年/オリンピック出場
- パイロット:飛行250時間
- 建築士:実務経験10年
- ソムリエ:実務経験5年
- 動物調教師:経験10年
- その他職人・技術者:経験10年
その他、在留資格妥当性・基準適合性・相当性などの要件を満たす必要があります。
申請に必要な提出書類一覧
提出書類一覧については以下の記事にまとめてあります。必要な手続きによって、求められる書類は異なりますのでご注意ください。
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