建設業許可における「防水工事」について

防水工事とは

防水工事とは、アスファルト、モルタル、シーリング材等を使用して建物や道路、橋などのコンクリート構造物などの表面に防水処理を行うことです。これにより、建物内部や構造物の下部への浸水を防ぎ、建物や構造物の耐久性や安全性を向上させます。

アスファルト防水工事

アスファルト防水工事は、アスファルトと防水剤を混ぜ合わせて、建物や橋の屋上や地下部分などに塗布することで行われます。アスファルトの粘着力により、防水材料をしっかりと密着させることができ、非常に効果的です。

モルタル防水工事

モルタル防水工事は、モルタルと防水材料を混ぜ合わせて、構造物の表面に塗布することで行われます。特に、左官工事においては、屋根や壁の表面に施工することが多いです。また、屋上や地下室など、アスファルト防水工事に向かない場所でも使用されます。

シーリング工事

シーリング工事は、シーリング材を使用して建物の継ぎ目や隙間を密封することで行われます。シーリング材には、シリコン系やポリウレタン系などがあり、使用する材料によって防水効果が異なります。建物の密閉性を高めることで、浸水を防止することができます。

塗膜防水工事

塗膜防水工事は、塗膜材料を使用して建物の表面に塗布することで行われます。塗膜材料には、アクリル系やエポキシ系などがあります。建物の表面に塗布するため、建物の外観を変えることができます。また、塗膜材料によっては、反射率が高いものがあり、夏場の熱を軽減する効果があります。

シート防水工事

シート防水工事は、防水シートを使用して建物や橋の屋上や地下部分などに敷設することで行われます。シートには、防水性が高く、柔軟性があり、耐久性に優れたものが使用されます。敷設作業が比較的簡単で、効果的な防水効果を得ることができます。

注入防水工事

注入防水工事は、コンクリート構造物などの内部に液体の防水剤を注入することで行われます。注入する防水剤によって、コンクリート内部の微細な空隙を埋め、浸水を防ぐことができます。

建設系の防水工事と土木系の防水工事の違い

建設系の防水工事は、建物や橋などのコンクリート構造物の表面に防水処理を行う工事です。一方、土木系の防水工事は、道路やトンネルなどの地下構造物の防水工事を指します。防水材料や施工方法などに違いがありますので、工事の規模や用途に応じて選択する必要があります。

モルタル防水工事は左官工事でも行われる

モルタル防水工事については、左官工事でも行われます。左官職人が、モルタルと防水材料を混ぜ合わせて、屋根や壁の表面に塗布することで防水処理を行います。建築工事だけでなく、リフォーム工事などでも利用されることが多いです。

まとめ

防水工事は、建物や橋などのコンクリート構造物の耐久性や安全性を向上させるために欠かせない工事です。アスファルト防水工事、モルタル防水工事、シーリング工事、塗膜防水工事、シート防水工事、注入防水工事など、様々な施工方法があります。建設系の防水工事と土木系の防水工事では、防水材料や施工方法が異なるため、工事の規模や用途に応じて選択する必要があります。また、左官工事でもモルタル防水工事が行われることがあるため、建築工事だけでなく、リフォーム工事でも利用されることが多いです。

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