特定技能外国人の国選び戦略|スピード・専門性・定着率・コストで比較
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特定技能外国人「国選び」の目的別戦略
全体像
特定技能で日本に在留する外国人はベトナムが最多で、次いでインドネシア、フィリピンなどが続きます。
しかし直近の増加数を見ると、インドネシアとミャンマーが勢いを増しており、「実績のベトナム」「成長株のインドネシア・ミャンマー」という構図になっています。
どの国と組むかは、単なる人手確保ではなく経営戦略上の意思決定だと考える必要があります。
目的別に見る4つの軸
国選びの判断軸は主に次の4つです。
- 採用スピード(どれだけ早く現場に入れるか)
- 専門性・コミュニケーション力(介護など高度な対人対応を要する分野)
- 定着率(長く働き続けてくれるか)
- コストと手続きの重さ(初期費用・関与機関・手間)
自社が今どの軸を最優先したいのかを決めることが、国選びの出発点になります。
スピード重視なら
「3か月以内に現場に入れたい」などスピードを最優先する場合は、インドネシアとミャンマーが有力候補です。
両国とも政府が送り出しを強化しており、特定技能の合格者・待機人材が多く、マッチングから入国までが比較的短期間で進みやすい特徴があります。
一方で、それぞれ特有のオンライン登録や労働省承認などの「お作法」があるため、それを理解したパートナーと組めるかどうかがスピードの鍵になります。
専門性・コミュ力重視なら
介護のように専門性と対人コミュニケーションが重要な分野では、フィリピンとミャンマーが有力です。
フィリピンは日本向け介護日本語教育が整備されており、敬語や高齢者との会話表現、文化的背景まで学んだ人材を確保しやすい一方、関与機関が多く手続きは最も複雑でコストも高くなりがちです。
ミャンマーは日本語と文法構造が近いと言われ、日本語習得が比較的早い傾向があり、介護・接客など日本語重視の現場との相性が良い点が強みです。
定着率重視なら
「教育コストを抑え、長く安定して働いてほしい」という定着率重視なら、ベトナムが有力です。
技能実習から特定技能へ移行する人が多く、すでに数年の就労経験や日本での生活経験を持つ人材が豊富なため、日本の職場文化や生活習慣、日本語にある程度慣れているケースが多くなります。
一方で、政府認定機関の関与や現地での契約認証など、手続きが多段階で時間もかかる点を織り込んでおく必要があります。
コスト・手続きのバランス
コスト面では、フィリピンは手続きが複雑なぶん初期費用が高くなりがちで、「高コストだが質を取りに行く」選択肢になりやすい国です。
中国は政府認定送り出し機関が不要など手続きが比較的シンプルですが、日本側の紹介料等は発生するため、総コストは中程度に収まるイメージです。
ミャンマーは送り出し機関手数料に上限があり費用が読みやすく、採用スピードや日本語習得のしやすさも踏まえると、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。
インドネシアも初期費用は中価格帯でスピードも出しやすく、「早さとコストの両立」を狙う場合の現実的な候補になります。
まとめ:自社の優先順位から国を選ぶ
ここまでを整理すると、おおまかに次のイメージになります。
- スピード重視:インドネシア、ミャンマー
- 専門性・コミュニケーション重視(特に介護):フィリピン、ミャンマー
- 定着率重視:ベトナム
- コスト・スピードのバランス重視:ミャンマー、インドネシア
特定技能を巡る各国の状況は、数年単位、時には1年単位でも変化し得ます。
「今の最適解」を取りに行くのか、「将来の伸びしろ」にも投資するのかを意識しつつ、四つの軸の優先順位を社内で明確にしたうえで、国選びを経営戦略として位置づけることが重要です。
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